営業報告書 東横INN
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第32期 営業報告書
(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)

1.当社の現況に関する事項

事業の経過及び成果

【経済環境】

当期における我が国の経済は、世界景気の回復を背景に輸出主導の緩やかな景気回復が続きました。一方、雇用・所得環境の改善にも拘らず個人消費の回復は遅れております。先行きにつきましても、国際政治・経済の不透明感から、依然下振れリスクは残っております。

【事業の経過】

◆当期業績
ホテル業界におきましては、訪日外国人が暦年ベースで2,404万人と過去最多になる一方、2020年の東京オリンピックに向けた新設ホテルの増加、規制緩和による民泊など、競争関係に大きな変化が生じてまいりました。
こうした環境の下、東横インは第32期を原点回帰の年と位置付け、さらなる成長を見据え、見直すべきものは見直し、守るべき良き伝統を守りながら、新しいテーマにチャレンジしてまいりました。具体的には、第31期に顕在化した諸課題、

① 会員が宿泊の予約をとりにくい
② 支配人をはじめ、人員面の不足
③ ホテル設備の早期更新など

に対応すべく、第32期においては、

  • ① 海外店舗開業支援(ヒトとカネの支援)
    当期中に開業したヨーロッパでの第1号店であるフランクフルト店、または第33期に出店を控えたセブ店に対し、資金・人的資源・ノウハウを結集し、全面的にサポートしました。海外開業店舗への支援は開業時に止まらず、開業後も各種マニュアルの英文版やパトロールなどを通して東横INNクオリティの徹底に努めております。
  • ② 人員不足解消と原因究明、採用活動の工夫
    郵便局など身近な施設・媒体を活用し、支配人の採用活動を積極的に展開する一方、フロントの新卒採用にも注力し、平成29年4月には158人の新卒フロントを迎え入れました。一方、支配人・補佐の負担の軽減を試みながら、適切な人員配置、仕事の分担の見直しを行い、効率的店舗運営を図りました。
  • ③ 壊れる前のメンテナンスの研究と実施
    店舗においては、こまめなメンテナンスや清掃を怠ることなく行うことにより、設備の寿命を伸ばし、原価を軽減すると同時に、常に全室を売れる状態に保つことに努めました。
  • ④ 会員獲得フロント1人あたり年間300件と会員宿泊率7割を目指す
    年間の会員獲得数は前年度末に比べ約55万件の増加となりました。会員様に対し、サービスの充足を図りながら、エージェントや他サイトに頼らず、公式ホームページによる直販にこだわり、「おなじみさん」に客室を残すことを実践し続けてきた結果、年間平均会員宿泊率を67.2%に高めることができました。
  • ⑤ 新グループウェアで情報共有の円滑化を図る
    新グループウェアの導入により、本社・店舗間の双方向のコミュニケーションが強化されると同時に、情報の整備・充実が進み、店舗からの承認申請手続きも簡素になり、業務の効率性が高められました。
  • ⑥ より使いやすい公式ホームページ・ウォーキングマップを目指す
    お客様により快適にご利用いただくため、公式ホームページ及びウォーキングマップの情報更新を推進するとともに、公式HP割のマニュアルの整備や内容の見直しを行いました。
  • ⑦ その他、顧客満足向上を目指し、各委員会・プロジェクトは従来の施策を推進。
    支配人によって組成される各委員会・プロジェクトは店舗運営に関わる設備などハードの面から、挨拶・清掃・情報などソフトの面までお客様にとっての快適な環境を追求しております。

以上の通り、第32期においては、東横INNの「清潔・安心・値ごろ感」を世界中に展開すべく、東横インの考え方・取組みを社内外に発信し、より強い「チーム東横イン」の実現に向け努力を重ねてまいりました。

◆事業の成果

第32期の決算数値は以下のとおりとなりました。

売上高につきましては81,970百万円、前期対比1,829百万円の増加となりました。経常利益は17,446百万円、とほぼ前期に並ぶ水準となりました。
また、配当につきましては、利益還元方針に基づき1株あたり115,000円の配当とし、昨年と同額といたしました。

【新規開業店舗】
ホテル番号 開業日 ホテル名 部屋数
260 H28.6.3 東京八王子駅北口 155室
259 H28.6.29 福山駅新幹線南口 167室
37 H28.9.13 成田空港2号館 474室
261 H28.11.1 西武池袋線東久留米駅西口 169室
263 H29.1.12 東京大手町A1 131室
264 H29.1.24 新高岡駅新幹線南口 246室
265 H29.2.1 さいたま岩槻駅前 179室
266 H29.2.7 大阪船場2 153室
267 H29.2.13 近鉄四日市駅北口 220室
257 H29.3.14 フランクフルト中央駅前 400室
268 H29.3.30 対馬厳原 246室

平成29年3月末現在で、264店舗、総客室数52,566室

【社会貢献活動】

当社は、「企業市民として社会に受け入れられ」、「青少年に夢と感動を与えたい」、「地域の活性化と発展に貢献する」を基軸に幅広く社会貢献活動に取り組んでおります。

  • ① 当社はアジアを中心に貧困の中で暮らす子どもの健やかな成長、家族と地域の自立を支援している「特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン(旧名:CCWA国際精神里親運動部)」を通じて、フィリピンの子どもたちの成長を支援しています。
  • ② 当社は海外支援活動の一環として、「公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)」の活動を推進しています。カンボジアの学校建設を目的として各ホテルにて募金活動を行っています。平成22年の東横イン「ラオッ小学校」に続き、平成27年10月に2校目の「ドムナック・トマイ小学校」が完成しました。
  • ③ 当社は、医療が十分行きわたっていない地域の状況を改善する一環として、「公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)」の活動を、VODの売上金の一部を寄付して、応援しています。
  • ④ 当社は地域との共存を目指し、地域の方々との交流を深めてきました。その一環として、地域の小学生向けに「はじめての出張」を企画・実施しております。小学生が親元を離れてビジネスホテルに宿泊するという体験型社会勉強企画が保護者、学校関係者から非常に好評を得ております。
  • ⑤ スポーツを通じ、未来を担う世代に夢を与えることを願い、「特定非営利日本活動法人日本ジュニアゴルフ協会(JJGA)」のスポンサーとして平成28年12月3~4日に「東横インジュニアゴルフオープン」を開催しました。
  • ⑥ 当社は、クラシック音楽の力で人と人をつないでコミュニティを活性化させ、かつ若手演奏家の育成支援も目的として活動する「一般財団法人100万人のクラシックライブ」に賛同し、「100万人のクラシックライブ@東横INN」を平成26年11月30日よりスタートさせました。
  • ⑦ ART FACTORY城南島はアーティストの活動を支援し芸術文化の振興を主な目的とする施設です。アーティストが制作・発信・交流できる新たなコミュニティの基盤となるよう環境を整備していきます。また、城南島という羽田からアクセスしやすい好立地を生かし、アートだけではなく、モノづくりの町としての大田区の技術を国内外にアピールする場として活用し、地域活性化・国際交流などを促進し、大田区生まれの企業として地元に還元していくことを目指しています。
  • ⑧ 当社は「一人でも多くの方にできる限り公平かつ快適にご利用いただけるホテルづくり」の一環として、「障がいのある方を全店で雇用するよう」力を入れて推進しております。
  • ⑨ 当社は、「社会の皆様がよりよい人生を過ごせるお手伝いをする」ということを使命と考えております。このような使命を実現する一環として各種団体への寄付や協力を積極的に展開しております。
寄付・協力団体一覧(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
寄付・協力先団体名 団体の活動内容
(1) 公益財団法人交通遺児等育成基金 自動車事故により死亡した者の遺族である児童についてその生活基盤の安定を図るための事業を推進
(2) 公益財団法人全国防犯協会連合会 各都道府県防犯活動の推進
(3) 特定非営利法人チャイルド・ファンド・ジャパン 主としてフィリピンの貧困家庭の子女支援
(4) 公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会 海外の保健医療に恵まれない地域に医療従事者を派遣し、保健医療の向上に協力
(5) 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 カンボジアを中心とした学校建設活動
(6) 一般財団法人 内観 内観(「気づき」のトレーニング)を行うための研修所
(7) 認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト 強制的に子どもが売られてしまう問題を防止する活動を行い、世界の子どもたちが未来への希望を持って生きられるよう支援
(8) 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 国際平和と人類共通の福祉の実現
(9) 社会福祉法人福田会 児童養護施設里親委託等の施設運営

当社は第33期も、広く社会の皆様から信頼され、受け入れられる「きれい、安心、便利、安い」日常型ホテルに徹し、いかなる環境変化にも耐えうる経営基盤の構築を目指し、事業計画の達成に向け全力で取り組んでまいります。

株主の皆様並びにオ-ナー様、金融機関の皆様をはじめ関係各位におかれましては、なにとぞ、従来にもまして、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。


(2017年6月30日現在)